人生の午後を楽しむアラカン女のブログ

2016年夏、高齢の母のため実家の秋田県大仙市に移住。元ニットデザイナー。現在はネットショップ運営を中心に活動中。また実家の森川農園の手伝いも。アラカン女、小須田逸子の日常と思う事をありのままに書いていきます。

カテゴリ: 起業

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先日から数回かいたPOPについての続編です。

昨夜も画像についてアドバイスをくださった方がいました。ありがとうございます(^。^)

本当にうれしいです。こうして反応があるということは、ブログを書く励みになります。

アドバイスは、POPに貼り付けていたアスパラ料理の画像が暗いということです。

食べ物の画像は彩度を上げるとおいしそうに見えるんだとか。なるほど!

せっかくPOPを作っても、おいしそうと思ってもらえなければ意味がありませんものね。

これが加工なし

スマホの調節機能でちょっとだけいじった

味が染み込んだように見えます!

これを普通紙にプリントアウトしてみて、どう出るかまた検証してみます。

今日から23日まで東京です。今回は秋田の期間が長かったので、久しぶりの東京です。

東京ではスケジュールがいっぱいなので、また秋田に帰ったらプリントアウトしてみます。


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昨日のブログで書いたこの記事 を読んで、お世話になっている方がさっそく連絡をくださいました。

こんな私のブログを読んでくださっているのですね。うれしくなりました。お忙しいのにわざわざ連絡くださって、感謝感激です!

私は、チラシやPOPについてはほとんど知識がないので、とても助かります。ブログを書くって、こんなことにも役に立つのか! がんばって書いているかいがあります。

いただいたアドバイスの概要は、

・ アスパラの後ろに置くのであれば、アスパラの文字がなくても大丈夫かもしれない

・ 作った人の顔がある方がよい。若い人だと買って応援しようと思う

・ 紙を四角くしないで、変わった形にするのも視認性を高めるとされています

などでした。
う~~~ん、なるほど!!


今日は、このPOPを置いてあるスーパーに食材の買い物に行きました。実家のアスパラが置かれているところに行ってみると「ばんげの ごっつぉう はアスパラだ! 」 のPOPが置いてありました。息子は今回はこれを選んだのですね。

そして、夕べ準備していった息子の顔の切り抜きを貼りつけてきました(笑) まずはできることから! 貼る位置とかもっと検討したかったけど、まわりにお客様がいるので、急いでとりあえず貼れる所にはりました。

そうです、息子は若い。若手の農家という最大の強みがありました!! 

もっと言えば、脱サラして祖父母の家の農業をついだ「孫ターン」の新規就農者です。それもアピールできればいいのだろうけど、買い物のばっちゃんたちはそこまで読まないかな?

産直コーナーの全体の画像も撮ってくればよかったのですが、なんか怪しい人と思われるのもイヤなのでやめました。

さて、森川農園の春アスパラはそろそろシーズンが終わりです。今は、収穫を控えて立茎する時期に入りました。立茎とはアスパラをそのまま伸ばして大きくして、葉を茂らせることです。

葉が十分に茂ってたっぷりと光合成をするようになる7月から、夏アスパラを収穫します。その時期がきたらまたお知らせしますね。7月と8月がアスパラの最盛期、朝晩2回の収穫をします。

なので、それまではスパーにもほんの少量しか出荷できません。いったん、このPOPもお休みになるのかな?

わが実家の森川農園は、主にアスパラガス、秋にダリア、来年からはブルーベリーが加わります。米は今は直売しておらずJAに収めています。

他の野菜は自家用にばあちゃんが作っています。ばっちゃん、今年もなんとか曲がった腰で外へ出ていますが、体力の限界です。来年は無理かな~と思います。私、一人ではなにもわからないよ(涙)

多品目は栽培していないので、直売所や、月に一度参加している角館の「町屋マルシェ」や、季節のイベントなどで、売るものがない時期があるのです。ちょっと寂しい。それで、私がパクチーとか、セロリとか植えてみたのです。

うまい具合に、切れ目なく納品できるようになればいいのですが、人手がない。私はまだぜんぜん知識と経験がない(泣)

まずはいろいろやってみて、売れ筋でコスパがよくて栽培がむずかしくないものを探していかなくてはなりません。って、そんなのがあったら農家は誰も苦労しないよね!!

手作り作家やクリエーターの記事でも書いたけど、作るだけではだめで、どうやって売るかまで考えないとね。

東京近郊なら自分で直接お客様に販売する機会が作れるけど、秋田では都市まで運ぶことまで考慮しなくてはいけないので、難易度が高いです。

何事も試行錯誤、やってみて、検証して、改良ですね。がんばります!

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構想一日、制作一日! POPが4枚完成しました。

契約しているスーパーの直売コーナーに置こうと考えました。息子が以前POPを置いたことがあったそうです。効果を聞いたら「たいして売り上げは変わらなかった」と言っていました。

私は見ていないのでどんなものだったか聞いたら「アスパラの成分とか書いた」そうです。

このスーパーのお客様は、ほとんどが中高年の主婦です。アスパラの成分表には興味がないよ! どんな気持ちで買い物に来るか考えると、

「今夜のメニューは何にしようか?」 です。だったら、どんな料理をつくればいいのかヒントになるもの、しかもおいしそう  と食欲を誘うものですよね。

そこで、私が考えたのが下の4枚です。

秋田弁→東京弁 の翻訳  「 まずは食べてみて! おいしいよ 」


秋田弁→東京弁 の翻訳  「 晩御飯のごちそうは アスパラだ! 」

POP 森川農園アスパラ 小須田顕
秋田弁→東京弁 の翻訳  「 長生きするよ アスパラ食べて! 」

POP 森川農園アスパラ 小須田顕
秋田弁→東京弁 の翻訳  これはそのまま「 スタミナ満点 アスパラ料理 」


大きさは色画用紙の大きさ。画像をプリントアウトして切って貼り、色画用紙を段ボールに貼りました。筆文字が乾かないうちにさわって汚くなっていたり、秋田弁? 文字のバランス? 写真? 突っ込みどこを満載ですが、初めの1歩です。これから売上や反応を検証して改善していきます。

6月末には新しいJAの直売所が大々的にオープンするので、農家としてのブランドをつけないと! 息子は農作業にいそがしいので、母の私が手伝えるところはがんばってみます!!

みなさま、このPOPについて何かよいアイディア、ご意見がありましたら、ぜひコメントをお願いいたします。

納品には息子が行くので、現場がどうなっているのか確認していません。たぶんこの中のどれか一枚をアスパラの後ろに立てかけると思います。

さて、どんな反応があるのやら? お店の人に撤去されないことを祈ります。

ちなみに、本日も紫アスパラを限定1袋販売してます!! どうぞよろしくお願いします。
紫アスパラ

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元ニットデザイナー としての経験からの記事です。

自分が作ったものを販売したり、身に着けていたりすると、友人や知り合いが「ステキ!!」と言ってくれることがよくあります。

けなされるよりは嬉しいけど、決してまに受けたらいけません。
image
画像は、和紙とコットンの変わり糸の2本どりで編んだバッグに、本革の持ち手をつけました。

「ステキ!!」は、むしろ社交辞令と思った方がいい。

本当にその作品がよかったら、
・ 売ってください
・ 授業料を払うから教えてください
と言います。

業者さんや仕事関係の方は、
・ 雑誌にのせたいのでお話を聞かせてください
・ キットにしたいので交渉させてください
・ ウチで講座を開いてください
・ こんどわが社のデザインをしてください

とか、具体的にお金が発生する事を言ってきます。

「ステキですね」 は、むしろありきたりですね、がんばって活動しているんですね、と言う程度と思えば間違いない。

心からほしいと思ったら、いくらお金を払ってでも手に入れようと思うもの!! 現世に生きている限り、作品の価値はお金で評価されます。

すごい芸術的な作品を作るのに、なぜか世間に認められなくて貧乏な人がいます。それは、その人が世間に自分を認めさせる方法を知らないか、市場ではその作品のニーズがないかです。

反対に、ありふれたデザインなのに、ものすごく売れている人もいます。その人は自分の価値をアピールしてファンを作る方法を知っているし、リピートしてもらうことを知っているし、ニーズに合った作品を作って喜んでもらうことを考えている。要するに、仕事人としての能力があるのです。

人格はお金では評価されないけど、その人の仕事の能力に関してはお金で評価されます。

「ステキね」は社交辞令、ほめ言葉よりサイフの紐をゆるめさせる作品を作らねばなりません。そして財布の紐をゆるめさせる作品を作れる人はとても少ない。

売れる作品を作るようになるのと同時に、自分の作品や教室をアピールする方法も勉強しなくてはいけません。作品を作ることとと売り込み方は車の両輪で、どちらが欠けてもうまくいかない。

ハンドメイドで稼ごう、みないな報道が近年たくさんありますが、現実はそうそう甘くはない。マスコミに踊らされて冷静さを失うことは避けてほしいです。
 
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4月からはじまった「ひよっこ」の茨木弁に癒されて、一日が始まる今日このごろです。

おかあちゃんが東京におとうちゃんを探しに行って、
" 「いばらぎ」ではありません。「いばらき」です! "
と言った時、日本で一番インパクトがない県だと言われている茨城県人のプライドが感じられました!!

昭和30年代の設定で、出演者が防寒のために来ているドテラ。秋田では「どんぶく」と言いました。今のように一日ずっと石油ストーブを焚いているわけではなく、家の中でもタオルが凍る状態でした。家族全員がどんぶくを着ていました。

今は亡き祖母がどんぶくを縫ってくれるのですが、次はどんな柄のどんぶくを縫ってくれるんだろうかと楽しみでした。いつのまにかどんぶくを着なくなったなぁ。

そして主人公のみね子が手編みのカーディガンを着ています。そう、私が子供のころも、母が機械編みで編んだセーターなどを着せてもらっていました。あの事はまだアパレルの服が今ほど大量に出回っていなかったのですね。

元ニットデザイナーとしては、あの仕事はどこに依頼したんだろう? 〇ォーグ学園か? などと考えてしまいます(笑)

今朝は、おかあちゃんがかぎ針で何かを編んでいました。元ニットデザイナーという仕事がら、その手元に注目してしまいます。

まちがっていますよ、かぎ針が!!

おかあちゃんが編んでいたかぎ針はこちらだと思われます。
( 手元がはっきり見えなかったので、もしちがっていたらごめんなさい )

クロバー の ペンE


ダウンロード




でも、このかぎ針は平成になってから売り出されたものです。昭和30年代だと、こちらの金色のかぎ針だったと思います。

ダウンロード (1)




私も祖母から編み物を習ったのがこのクロバーの「両かぎ ゴールド」でした。ずっとこのかぎ針で編んでいたのですが、クロバーさんの仕事のお手伝いをした時に、ペンEで編まなくてはいけなくて編んでみました。

そうしたら、編みごこちがぜんぜん違うんです!!
細かいところまで楽にコントロールできる。腕が疲れない、といいとこだらけでした。

現在はさらに、アミュレというかぎ針も販売されていて、アミュレが主流になりつつあるようです。私もアミュレをためしてみたのですが、グリップ(持つところ)の角度が私の手の持ち方の角度と合いませんでした。私的にはペンEが一番好きです。

ドラマの展開からしたら、おかあちゃんの編み物の手元なんてたいして関係ありませんね。でも仕事がら見ちゃうんです(笑)

HNKのドラマ関係者のみなさん、よけいな考察をしてごめんなさいね。でも

まちがっていますよ、かぎ針が(笑)

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東京で10年手芸店をやっていたときには、本当にいろいろな経験をしました。

楽しいこともいっぱいあったけど、夜も眠れぬほど恐ろしかったことや、胃に穴が開くほどイヤなできごとも数多くありました。。 今から思えば、普通の主婦ではできないエキサイティングな経験で、本当に勉強になりました。


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その人生勉強の中のひとつに、他人を否定ばかりする人とつきあってはいけない!! というものがあります。

「あなたがやっていることに価値なんてあるの?」
「ぜんぜんダメね。だから儲からないのよ!」
「信じられない! なんでそんなことしているの?」

初めから、こんな感じで頭ごなしに話す人は信用なりません。なぜこんなことをするのかというと、相手を全否定して落ち込ませ、上下関係を作って上に立つ、そして自分の都合の良いように持っていこうとするから。他人をコントロールしようとしているのです。

うぶな社会人1年には、ブラック企業がこの手法をつかう!

あやしげな新興宗教なんかも、心が弱った人にむかって「お前はダメだ。このままでは地獄に落ちる。」と勧誘する!

ブラック企業や新興宗教は、この手法が有効なことを知っていて、わざと利用しているのです。しかし、時には無意識でこれをやっている個人がいるから要注意です。

私もこんな強烈な人と出会ってしまいました (笑) 

私のキャリア、技術、すべて否定する。まともに話を聞いてあげると、ますますつけこんでくる。他人の領域に土足でズカズカと踏み込んでくる。

あきらかに私の上位に立ってコントロールし、利用しようとしていたのです。

なんでこういう言い方をするのか観察してみました。結局、自分に自身がない。自分に技術がなく、知識もない部分を責められるのが怖いから、先制攻撃してくるのです。無意識に優位に立とうとするのです。

この人の周りはトラブルであふれかえっていました。それはそうでしょう。いつも喧嘩を売っているようなものだから。でも本人にはそれがわかっていませんでした。あいかわらず頭から「相手が悪い! 」でした。

私は、おでこに「お人好し」と書かれているような単純な人間です。だから、結構簡単にコントロールできると思われてしまったのでしょう。私の悪い癖でちょっと私が我慢すればそれですむ、と考えてしまう所がある。それがいけなかった。

私の領域に土足で踏み込まれた時点で、明確に、

「これ以上踏み込むな! なめるんじゃねぇ!」

と言わなければいけなかった。何人かを巻き込んでいやな思いをさせてしまったと、あとから気づいたがもう遅かったのです。

私にも相手につけこまれるスキがあったし、あまりにも無警戒だった。お人好しもここまでくると、もはや公害です。

上から目線でしかものを言わない人、他人の否定ばかりしている人のいうことは信用しないこと。真に受けて落ちこんだらいけない。言いなりになってはいけない。

可能ならすぐに関係を断つこと。遠くに離れること。我慢していたらいけない。かかわって争っていたら貴重な時間が奪われるだけです。

本当にいい人生勉強の教材でした。成長させていただいた。

人間の器の大きい人は、まず相手の良いところを見つけて認めようとします。一旦すべてを受け入れてくれます。大物に全否定から入ってくる人は一人もいません。本当の大物は人格者です。

今後のために、肝に銘じておきます!!

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人工知能とか、3Dプリンターとか、アッという間に人間界をかえています。
編み物の概念を変えるこのマシーン!!

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以前、島精機の自動編み機を見たときも衝撃だったけど、あれは大企業のものだからという感覚だった。でもこれは、普通の人でも手が届く。

すごい世の中になったものだ。引退してよかったよ(笑)

でも、これでもユニクロの ニ・キョウ・パ = 2980円  のセーターには勝てない。だってみんなは、買ってすぐに着たいんだもの。

よっぽど手作りが好きな人か、学校か、個人のニットデザイナーかが顧客になるのかな。
私はもう引退したから買いません (爆)


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私がまだ子どもの頃、手編み、機械編みが全盛でした。今から40年~35年くらい前の話です。

書店の店頭には手編みの本があふれ、機械編みの教室も大繁盛。編み機も飛ぶように売れて、機械編みの先生は旦那さんより高収入で、教室の収入で家を建てたなんて話も聞きました。 その頃に生まれたかったな!!

さて、そのころから若手で活躍していて、今でも大人気の大御所のニットデザイナーさんがいます。編み物好きなら知らない人がいない方です。

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その大御所の先生が、ある会社のデザインの仕事から、完璧にはずされたという噂を耳にしました。(噂なので確かではありまあせん。ちがっていたらすみません。)

その方とは交流がありません。FBなどはやっていないようだしブログもないようです。本などで写真を見たことがあるので、某手編み毛糸会社の展示会ですれ違った時に、あの方かな? と思ったことがあります。もちろん、恐れ多くて話かけることなどできませんでした。

その大御所の先生は、自分の教室を主宰しているわけでもなく、ショップを開いているわけでもなく、手編み毛糸会社のデザインや、出版社の手芸本にのせるデザインを主な仕事にしているようです。

ごくまれにヴォーグ学園とか、超有名カルチャーで単発の講座を持たれることがありました。

私は、この先生にずっとあこがれて、あの先生のように手芸誌にたくさん作品をのせられるニットデザイナーになりたいと思っていました。本にのせるデザインだけで生きていけたらいいなと思っていました。

ある日チャンスがやってきました。初めて出たデザインフェスタで某手芸毛糸メーカーの営業さんに声をかけていただいたのです。

がんばりましたよ、そりゃ!! そしてその会社の展示会に作品は並び、その中の1点が手芸本にのりました。うれしかったです。

そのあと現金書留でデザイン制作料が送られてきました。なんとあのころは現金書留でした!! その封筒をあけてびっくり。書類を見ても  でした。ゼロが足りないんじゃない? ケタがまちがっているんじゃない?

そうです。少なすぎました!

ここの会社だけなのかな? と最初は思いました。その後、ほかの会社や出版社からも仕事をもらいまいましたが、やっぱり同じような金額でした。

私が新米だからかな? と思ったけど、ずっとやっている人たちも大差はないようでした。

以前は、雑誌にのるような有名デザイナーは、超セレブな生活をしているんだろうと思っていましたが、どうもそうではなさそうだと気がつきました。

例えば手芸本にのせるニット帽をデザインしたとします。毛糸が送られてきます。デザイン画を書いて担当の方とやりとり。ああでもないこうでもないと数回書き直しやっとOKが出ます。

そして、ためし編み。この編地でいいのか、この色の組み合わせでいいのか? 形と編み地はあっているのか? と試し編みに何時間も何十時間もかかります。そしてまた打ち合わせしてOKが出て実物を編みます。そして編み図を書く。これが大変なのです。そして提出。本の原稿ができたら校正。これもまた大変です。

昔からの編み物専門の出版社さんは、本職がいて編み図がわかる人がいるのでまだいいのです。編み物に新規参入してきた出版社さんはひどい。担当者も編集長も編み物がわからない。イラストレーターで編み図を書いてくれる人も編み物がわからない。編集さんも編物本の経験がないなんてこともありました。そうなると悲惨です。負担が全部こちらにかかってくる (涙) 

そしてやっと出版。デザイン制作料が振り込まれます。
帽子1個のデザイン制作だと数千円・・・
何十時間もかかったのに数千円・・・ 
本がたとえ何万部売れてもそれ以上のお金は入ってきません。

本に名前がのるからいいでしょう、宣伝になるでしょう、と思っているらしい。

やってらんねぇ!!

とこの時点でやめておけばよかったんです (笑) 

あとからわかってきましたが、この業界は手芸糸メーカーさんも出版社さんも苦しい状況で、決してぼろ儲けしているということではなさそうでした。だから安すぎると怒ってもしょうがなかったのです。昨日のブログ でも書いたけど、そういうマーケットなのです。

しかも仕事の依頼の時に、金額が示されない。締め切りの日は指示されるのですが、肝心の金額が示されないのです。出来上がってから企画の部署で、作品の大きさとか、デザインの複雑さなどで金額を決めるのだそうです。

つまり、仕事はいつ来るかわからないし、来ても金額がどれくらいになるかわからない。なので収入の予測がつかないのです。しかも編物本の出版は減っています。ウエアの本なんて壊滅状態にちかい。これでは生きていけません。

不満を言ったら、あなたの代わりの若い子はたくさんいるのよ、という雰囲気がひしひしと伝わってきます。

私はもともとたいした実力がないし、お店をはじめてからはお店の経営で時間がなくて、自分のオリジナル作品を編んでブログなどで発表できなくなっていきました。そしてだんだん声がかかる回数も減っていきました。

話をもとに戻します。
メーカーや出版社から依頼されるデザインの仕事って結局は下請けです。今から思えば、それにあこがれていた 自分がバカでした。

あの大御所の先生は、100%下請けの仕事をしているのです。だから、メーカーさんの気まぐれで切られたらそれでおしまいです。どこの会社の仕事がなくなっても、自分のオリジナルの仕事で生きていけるようにしておかなくてはいけないのです。

日産の車の下請け業者さんのことを考えてみてください。親会社の日産の業績が振るわずに カルロス ゴーンさんが来た時、下請け100%の会社はつぶれました。だけど危機を感じて、自社で企画を練り、オリジナル製品を作ってオリジナルの販路を模索していた会社は生き残りました。

それと同じです。たとえ手芸のデザイナーでも講師でも同じです。本に名前が載ることやテレビに出演するのを最終目的にしたらだめです。

それはあくまで名刺代わりです。それで利益を得ようとしたらいけない。それを利用させていただいて、オリジナル作品、オリジナルキット、オリジナルカリキュラムを作り出していかなければ生き残れません。

すべてオリジナルは厳しいなら、市販のキット、市販の本、認定講座のキットなどを上手に取り入れながらでもいいのです。

さらに言えば、毛糸だって、道具だって、最終的にはオリジナルを目指すべきです。

私はオリジナルデザイン、オリジナルキットが圧倒的に足りませんでした。

各自のサイズに合わせて採寸してデザインしてあげて編んでもらうことが多かったのです。生徒さんの体形に合わせて、その場で製図を書いて割り出しするというスキルがあるのですが、そのような技術料をとれなかったし、またそのようにウエアを編みたいという生徒さんも減ってしまいました。

このスキルとは別に、オリジナルデザイン、オリジナルキットをたくさん用意しておかなければいけなかった。認定講座だけを当てにしていたら、いつか行きずまります。

引退したのでなんでも言えちゃう(笑)
メーカーさんたちイヤだろうな、ごめんなさいね。でもこれを読んで改革してくれる若い子だちが出てくれれば、お互い様ですよね!!

狭い日本だけを見ないですでに海外に目を向けている人だっています。日本はこれから人口が減る一方ですから。

柔軟な考えをもった若い人たちが、国の垣根を飛び越えて、突拍子もない楽しいことをしでかしてくれないかな。そんな活躍を期待してます!!


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ここ1~2年、気になって気になってしょうがないニットクリエーターがいる。

下の画像は私の作品。けっこう挑戦的だと思う。でも世の中にはすごい人がいるのよ。ある日ピンタレストを見ていて発見した。

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もろ私の好みです。グーグルを検索しまくって、やっと見つけた彼女のグーグル+  

Mizzie Morawez 

そして彼女のブログはこちらです。

彼女の作品の画像を載せたいのだけど、著作権とかいろいろあると思うのでリンクを貼ります。絶対見てね!!

いったい 何者なの? オーストリアの人みたいです。名前の読み方さえわかりません。知っている人いますか? 英語さえよくわからないのに、ドイツ語かなにかで書いてあるところもあって、全然理解できません。

とにかく圧倒されます。アートです。着ることができるアートです。

私は大好きだけど、好き嫌いがはっきり分かれるだろうな。

ニット作品もすばらしいけど、これを着ている彼女のコーディネイト、写真のバックブラウンドの雰囲気、どれも最高です。

こんなにたくさんの作品を生み出しているということは、これを専業にしているのだろうか? Etsyで作品を数点販売したことがるようだ。これで食べているんだろうか?

彼女の情報を知っている方は教えてください。


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今まで誰も本当のことは言いませんでした。たとえ思っていても現役の時には言えなかった。でももう引退したんだもん、誰にどう思われたっていいわ、言っちゃうよ!

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世の中には、特に力を入れて宣伝しなくても、自然にお客様が来てくれるところがあります。

それは一般庶民が使うもの、毎日必要な実用品を扱っているところです。お米や食パンや肉や野菜は毎日食べるので、なんの宣伝をしなくても店先に置いておけば売れます。

洋服だってそうです。高級な呉服屋さんは普通の人は日常では着ないので、お客さんであふれることはない。だけどユニクロやしまむらは、普通の人が毎日着るものなのでお客さんであふれかえっています。

世の中には、やりやすい商売と苦労する商売があります。私が身を置いていた手芸の編み物って「高級趣味品」で、最もやりにくい商売です。たとえ1000円以下のヘアアクセサリーを編んだとしても、それは必需品ではないので「高級趣味品」です。

これは、資本主義の歴史が証明しています。
私はそんなことも知らないで、たまたま好きで編んでいた編物を、深く考えることもなく仕事として始めました。個人が都内に店舗を構えて、固定費をかけて続けられるような商売ではないのです。マーケットサイズを考えればわかります。

お米が必要な人は日本人全員ですから1億2千万人います。でも手編みが好きな人、習いたい人、買いたい人はどのくらいいるのか? 人口の10000人に一人いると仮定するとマーケットの大きさは12000人だけです。気合と根性で頑張ればなんとかなると思ってがむしゃらに頑張ったけど、それではお金は入ってきません。

手編みニットをアパレルとして売っている人たちも、お金持ち相手の商売なのできびしい。お金持ちがいる場所で、少ないお客様をとりあって売らなければならないからです。デパートの衰退はまさにこれが理由です。

編物や手芸のクリエーター、講師、デザナーなどは大金持ちにはなれない仕事です。大金持ちになりたい人は、今すぐやめてください。

大金持ちにならなくていいから、好きな仕事をして多少の収入になればうれしいという人にはおすすめです。

手芸のクリエーター、講師、デザナーなどは、ほとんど資本金がなくても始められます。今はマーケットプレイスなどもあるから、作品が作れてスマホがあれば、リスクもなくすぐに始められます。

講師も、カフェなどを利用すれば場所の心配もなく始められるし、ブログやFBやツイッターをちょっとがんばればそれなりに集客もできます。

でもね、世の中にはいくら死ぬ気で頑張っても発展する仕事と、衰退する仕事があります。儲かる仕事と、ぜんぜん儲からない仕事があります。冷静に数字を見ればわかります。「 高級趣味品 」を扱う仕事は一番やりにくい仕事です。

そして、手作りで自分が作れる作品数は限界があります。つまり収入の上限が決まってしまいます。

手芸やクラフトの教室は、本当に月謝が安いです。「 高級趣味品 」を扱う仕事なのに教室の単価が低いって致命傷です。ましてカルチャー教室などは講習料の半分しかもらえません。これでは交通費にもなりません。

教室を開講しても、一気に数百人も生徒さんを抱えるようにならないと利益はでません。教室の相場というものがあります。あまりにもかけはられた高額の教室には、いくら人気デザイナーでも集客することはむずかしい。

でも私はこの仕事がやりたい、大金持ちにならなくていいから続けたい、という人は、作るものや扱う作品を工夫しなければなりません。大衆に支持されるものを扱うことです。だれもが日常で使えるもの、使いやすい色や形にしてください。要するに普通のデザインのものを主流にしてください。

ド派手な色で、どこに着ていけばいいのか、どこで使えばいいのかわからない奇抜なものは、まず売れないし作りたいと言ってくれる人もいない。上の私の作品画像のようにね(泣) かわいい、すてき、と言ってくれるけど買ってはくれません。必要とされていないからです。

世の中とてもシンプルです。みんなが持っているもの、使っているものが売れます。カッコイイものや誰も持っていないものを売るのは至難の業です。

つまり、
日常使えて、だけどちょっとおしゃれなもの、しかも自分が買える金額のものというのが売れ筋です。

もろもろのことがわかりはじめたのが遅すぎました (苦笑) 

夢を壊すようなことを言ってごめんなさい。私にはこのような条件をはねのけてやっていく才覚がありませんでした。

いつしか苦しいことが増えていき、楽しくなくなっていきました。そして、仕事って何? と考えました。仕事って苦しむためにするものではないはずです。もう苦しむのはやめようと決断しました。

私は、編物を仕事として成り立たせたかった。事業としてやっていきたかった。事業としてやっていけない理由は今までのべてきたとおりです。

事業として利益を出したいのに、私は乗る船を間違えました。タンカーにのって石油を大量に運んで売りさばいて利益をあげたかったのに、漁船にのってしまいました。いくら頑張っても積める量は限られてしまいます。

今までネガティブなことばかり書きました。でも、この仕事がまったくなくなることはないでしょう。女性は本能的に自分や自分の身の回りを飾りたいと思うし、ものを作ることは楽しいからです。

私は現状を打破できませんでしたが、これを読んでいるみんなには、ぜひ解決策を見つけて頑張ってほしい。

本当に勝手な希望だけど、こんな大問題をはねのけて、大金持ちになるクリエーターが出てほしい! と期待している私です。


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