まだ未熟だったころ、都会こそがカッコよくて、横書きの職業がステキなことだと信じていた。

綺麗にお化粧して、ハイヒールを履いて、高層ビルのオフィスで仕事をするのが高尚なことなのだと思っていた。

それに近い生活を10年した。テレビやラジオや雑誌や新聞の取材なんかも何度も受けた。本も出版したし、手芸をする人にとってあこがれの番組に2回も出させていただいた。

それで満足したか? 

いいや、ぜんぜん満たされなかった。もっと正直に言えば、それにみあった収入が得られなかった。



これは私の完全なる勉強不足が原因。

手芸系で、家族持ちの男性がデザイナーとして活躍しているか?





私が知る限りではいない。

なぜか?
ここでは、家族を養うだけの収入が得られない事が明白だから。

冷静に計算すれば、寝ないで頑張っても得られる収入には限界があるのです。

だから、旦那さんが家計を支えている人か、自分ひとりだけ食べればいい人しか残れない構造になっているのです。

どこかの毒舌ブログでは言いたい放題言っているらしいけど、だれか悪い人がいるわけではなくて、こういう構造の業界なのです。

だから趣味に毛がはえた程度の収入で暮らしていける人しか残れないことになっているのです。

副業ではなく、企業としてまともな収入を得ようと思うのなら、ここにいつまでもかかわっていたらいけない。教室として全国展開して、リーズナブルな講師を派遣するとかしない限り、デザインだけでやっていくのは至難の業。

今、私は、田舎に帰って農業の手伝いをしている。やっと冷静に現実の足元を見つめ直せたよ!

都会で一見はなやかな暮しをして、農業をバカにしている人が、実はひどい食生活をしているのをたくさん見て来た。カッコよいファッションに身を包んでいるけど、実はウサギ小屋のような狭い部屋で暮らしている人も大勢しっている。

結局、生きるってことは食べること。そこに行きつく。

その根幹の仕事が農業、漁業なのよ。

例えば、明日、ミサイルが飛んで来て首都機能が破壊されようと、政府が転覆しようとも、食べもの商売だけは無くならない。永遠に不滅。そんな基幹産業が農業だ。

なのに、あまりにも軽んじられてる。

尊敬しろとは言わないけど、バカにしないでよね。子どもにもっと食べ物ってどんなふうに作られているのか、いや大人にも、体験する機会を作るべき。

田舎のよさがわかるよ~~~

おいしいお米に野菜。よい空気。広々とした風景。

アラカンになって、世界感が変わった。というか、基本に気がつかされた。

もう、私は華やかな世界に戻ることはない。生きることの基本の食物にかかわることを地道にやっていく。

画像はサフラン。葉もなく茎もなくいきなり花が咲く、不思議な植物。世の中は不思議と、不可解と、予測不能に満ちている。だから楽しいんだネ!

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